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テレビ朝日・武内絵美アナ×慶應義塾大学3年・中川諒~WonderNotes Inspire~刺激人

前編

後編

武内:写真をやってらっしゃるんですよね?

中川:やっていますね。

武内:それも仕事の中に活かしていければいいですよね。

中川:そうですね、今大学ではプロダクトデザインをやっているんですけど。

武内:すみません、そのプロダクトデザインというのは?(笑)

中川:えっと、物のデザインみたいな。

武内:例えばどんな物を?

中川:今友達とデザインのユニットを組んでいて活動しているんですけど、 今度KDDIのiidaから製品を出すのが決まっていて。

武内:iidaっていうのは、あの携帯電話の?

中川:その周辺機器のデザインのコンペがあって、2人で出したんですけど。 そういうのとかを見ていると、日本人の方は職人気質だから、 製品を作るのもクオリティが高いというか、海外のデザイナーの方も オフィシャルでいて、そこは共通する部分があるのかなって。

武内:ちなみに、この会社のデザインはどうですか?

中川:いや、もう凄いです! なんか、ちっちゃくなっちゃいますね(笑) 僕の勝手な想像なんですけど、写真を撮る時に相手の空気に 飲まれる事があるんですよ、ある道のプロの方達ってオーラが あったり、目の強さがあったりするので、それに負けないように 自分の内面を鍛えなきゃとか、豊かにしなきゃとかって思うんですけど。 それで言うと、アナウンサーの方は凄いプロのスポーツ選手達に インタビューされているので、そういう風に感じたりする事って ありますか?

武内:う~ん、私の中では相手の言葉を一番よく聞く事が重要なのかなって 思いますね、インタビューをする中で。 大前提でその人に興味を持って、その人を知りたいと思わなきゃ いけないんですけど、やっぱり言葉の中に凄くヒントが 沢山隠されていたりするので、そこを拾って行く事でもっと凄く いい話が聞けたりする事があるので、私はちゃんと話に耳を 傾けようって事が一番ですかね。
仕事もインタビューだけが全てじゃ無くて、『報道ステーション』の スタジオでやっているようにVTRの振りだったりだとか、 そういう事も多々あるので。 実際私もこの一年でインタビューの仕事を色々体験させてもらって、 話を聞くって面白いし難しいなって凄く思う。
相手の方と凄く波長が合う時ってあるんですよね。 それは相手の人がインタビューに慣れているとか慣れていないとかでは 無くて、凄く良い言葉がどんどん引き出せる時もあるし、 逆に自分がどんどん空回りして、相手の方が壁を作ってしまう事も あるので、だから面白いし難しいですよね。

中川:普段からアナウンサーとして心がけている事ってありますか?

武内:色んな人と話したりする事が一番ですかね。 スポーツの現場に行っていても、選手の人と話すのが全てじゃ無くて、 勿論挨拶をするのも重要なんですけど、周りの記者の人達と コミュニケーションを取る事で、情報を得られる事も沢山あるし、 凄く困った時に助けられる事も多々あるので、色んな人と話しを する事が身になるし、あとは、色んな所に行ったりする事ですね。
私もよく学生さんから、「学生時代に何をすればいいですか?」って 聞かれるんですけど、旅行するのもいいと思うし、今まで知らない事を 知る事って凄く大事で、社会に出ていつそれが引っ掛かるか 分からないし。 実は私も写真を撮るのが好きで、同じカメラを持っているんですよ(笑)
だから、こうふとした事で繋がる事もあると思うので、 自分の興味のある事は何でも見たり聞いたりする事って、 社会に出てから凄く大きなチャンスになったりすると思います。

中川:僕も写真を始めた時は何の気なしに始めたんですが、 今はカメラを通して人と繋がるっていうのが凄い楽しくて、 お話を聞いてて凄く共感しました(笑) カメラを持っていなかったら、この場に僕もいなかったですし、 やっぱり縁って大事だなって思います。 武内さんが写真を撮られる機会ってどんな時ですか?

武内:毎日コラムを書いていてその写真を撮るのと、 やっぱり旅行に行った時ですね。 あと、のちのち見た時に凄く記念になるので、 最近は日常的な事も撮っていますね。