テレビ朝日・武内絵美アナ×慶應義塾大学3年・中川諒~WonderNotes Inspire~刺激人
中川:今回の企画では、学生の僕達が6名のアナウンサーの方々にお話を伺っているのですが、それぞれのアナウンサーの方の普段の印象をお聞きしたいのですが。まずは大下アナウンサーについては?
武内:皆さん、なかなかアナウンス部でお会いする機会って少ないんですよね。
中川:あ、そうなんですか!
武内:普通の会社と違って、アナウンス部っていうのは皆、外に出ている時に仕事をしているので、空いている時間にアナウンス部に戻って来るので、なかなか顔を合わせる時間が無いんですよ。それこそ、同じ番組をやっていれば、打ち合わせだとかでご一緒する事はあるんですが。
例えば、大下アナウンサーはいつも凄く早い時間に来ていて、朝の7~8時にいらして、11時半過ぎから本番があって、14~15時まで会社にいる生活だと思うんですけど。私は逆に、14~15時に会社に出てきて、夜中の24時過ぎまで働くっていう生活をしているので、なかなかお会いする機会が無いんですよ。
でも、大下アナウンサーは、私に敬語を使ってくださるくらい、後輩にも凄く丁寧な方で。例えば、オリンピックに行って、サッカーの大きな試合があって、番組で中継をして帰って来ると、「昨日お疲れだったねー」っていう風に、一番に声をかけてくれるのが大下さんで、私の6期先輩にあたるんですけど、いつも温厚で優しくて後輩の仕事も見ていて下さって、「大変だったねー」とか声をかけて下さるのが大下さんですね。
中川:素晴らしい先輩ですね。
武内:本当にそうですね。だから、番組の中でも本当に大きな存在だと思いますね。『スマステーション』をやっていらしても、香取さんがいらっしゃって、ゲストの方がいらっしゃって、生放送の中で、その中で進行していかなくてはいけない中で、キッチリ仕事しながらも、優しい空気を作るんですよね。出来そうで出来ない凄く難しい仕事だと思います。
中川:清水俊輔アナウンサーは?
武内:清水の結婚式の司会をしたのは、私と栗山英樹さんですが(笑)
中川:へー、そうだったんですか!
武内:なんか恩着せがましいですかね(笑)。清水は、自分にも厳しいですけど他人にも厳しいタイプだと思いますね。これ言い過ぎですかね?(笑)
中川:(笑)
武内:私も野球の現場で大きな中継があった時に一緒になる位で、そんなに同じ番組をやっているわけではないので、一緒にはならないんですけど。あれだけ若くて優秀で、野球の実況やってもフィギュアの実況をやっても、色んな大きなビッグイベントの実況を器用に上手く高いレベルでやれるっていうのは凄いですよね。
中川:確かに凄いですよね。
武内:でも雰囲気を見ていると、「この人、他人にも厳しそう」みたいな感じは若干・・・(笑)言い過ぎかな? そんな気がします。実は清水の奥さんと、大木優紀アナウンサーと私が同じ小学校で、だから奥様もあの小学校で育った人なんだなぁって思いますね。凄く可愛らしい優秀な奥さんなので仕事が出来そうな…、って「自分誰なんだ!」って感じですけど(笑)
中川:(笑)
武内:自分にも他人にも厳しいタイプですね(笑)
中川:前田有紀アナウンサーは?
武内:前田有紀ちゃんは…
中川:僕、大学の先輩に当たるんですよ。
武内:学部とかも?
中川:環境情報学部っていう、湘南藤沢キャンパスにあって。
武内:“前田伝説”っていうのが学校にはあったって…
中川:凄くお綺麗な人っていうのは聞いていて、早慶戦とかに行くとたまにいらっしゃっているという情報が出回っていて、学生の間では「今日来てるかな?」ってそわそわしてましたね。
武内:前田有紀ちゃんは会社に内定が出た時に、アナウンス部にエントリーシートのコピーが置いてあって、この人達に内定が出ましたよって。みんな気になって見るじゃないですか?そうしたら、好きな食べ物の欄に、大きな字で「バナナ」って書いてあって(笑)
中川:(笑)
武内:今でもよくカバンの中にバナナを入れているんだけど、彼女そのものがバナナみたいだなって思うのね、エネルギーの塊で、なんか、いつも一生懸命働いているっていう。色もちょっと黒いから、黄色も似合うっていう(笑)
中川:(笑)
武内:何かあたしは前田ちゃんっていうと、バナナっていう印象があるの。でも、「親御さんがどうやって育てたら、こう育つのかな」っていうほど天真爛漫で、いつも明るくて。私も時々しか会わないけど、そういう印象ですね。
中川:では、堂真理子アナウンサーは?
武内:堂ちゃんは…
中川:堂さんは青学出身ですよね?
武内:あ、そうだね。
中川:僕も高校までずっと青学に通っていたので。
武内:で、大学は…
中川:大学は慶応に入ったんですけど。
武内:それは青学の大学には行こうとは思わなかったの?
中川:ずっと小学校から青学に通っていたので、そろそろ外を見たいなって。
武内:えーっ! 貫き通そうとは思わなかったの?
中川:楽しかったですけど、自分のやりたい事が他に見つかったので。
武内:ちなみに、私は学校には幼稚園から大学まで同じ所に行きました(笑)受験するのが大変だと思ったりしたんだけど。えっと、堂さんは…私は凄く負けず嫌いだって言われるんですよ、先輩とかにも。アナウンス部の先輩には、アナウンス部の中でも1番か2番くらい負けず嫌いって言われるんですけど、『ミュージックステーション』のプロデューサーをずっとやっていて、今は制作の部長になられた方が、「堂は武内の50倍強いよ」って言ってたんですよ。
中川:(笑)
武内:私は堂ちゃんの優しい、柔らかい所しか見た事がなかったんだけど、実際仕事をしている彼女は、凄い強いんだと思うんですよ。私もそういう風に先輩に言われるまでは、全然知らなかったんですけど、そういう話を聞いてから仕事ぶりを見ていると、あまりそういうそぶりは見せないんですけど・・・あんなに女性らしくて、可愛らしくて、でも芯がしっかりしている女性なんだなって思いますね。
中川:そうだったんですね。
武内:あとは、堂ちゃんの旦那様は、堂ちゃんと出会うよりも先に私と出会っていて(笑)
中川:(笑)
武内:堂アナウンサーは他の方の結婚式で、今の旦那様と一緒に司会をして、そこから結婚に発展していったらしいんですけど、その何年も前に、私は別の結婚式でその旦那様と一緒に司会をしていたんですよ。でも一切何も…(笑)
中川:貴重なエピソードをありがとうございます(笑)
武内:そうなんですよ(笑)
中川:では最後に、竹内由恵アナウンサーは?
武内:由恵ちゃんは、同じ名字なのでねぇ、複雑な…とか言って(笑)でも、凄く努力家だなっていうのはありますね。時々、とんねるずの特番などで一緒になるんですけど、「私一日も早く、みんなに信頼してもらえるようなアナウンサーになりたいんです」ってマジメに言っていて、言葉だけじゃなく努力している姿を見ているし。あとは、堂ちゃんも由恵ちゃんも英語が話せて羨ましいなぁって思います。中川さんもドイツにいらしたんですよね?
中川:ちっちゃい頃ですね。
武内:英語は話せるんですか?
中川:一応日常会話程度ですけど。
武内:仕事をしていく中で、オリンピックに行かせてもらったり、世界水泳とか、英語が話せたらどんなにいいだろうって思います。実際にインタビューをするのに、テレビを見て下さっている人は英語が分からない方も沢山いるので、質問は日本語でするにしても、やっぱり、ふとしたコミュニケーションだったり、会話っていうのが英語でスラスラできたら距離も縮まるし、英語を話せると社会に出る時に役立つと思うんですよね。 ちなみにドイツ語とかは?
中川:ドイツに住んでいる時は日本人学校に通っていたので、現地の人達と交流する機会があまりなかったですし、エジプトの時もブリティッシュスクールだったので、そこで英語をずっと喋っていたくらいですね。
武内:ご兄弟はいらっしゃるんですか?
中川:2つ下の妹がいます。
武内:何歳くらいの時に海外に行っていたんですか?
中川:2000年、小学校5年生の時にドイツにいたんですよ。
武内:へー、じゃぁ色んなものを見てきたんですね。
中川:あんまり覚えていないですけどね(笑)
武内:転校を沢山して大変だったかもしれないけど、そういう経験は後で親に感謝しますよ。羨ましいです。
中川:いやいやいや(笑)