テレビ朝日・武内絵美アナ×慶應義塾大学3年・中川諒~WonderNotes Inspire~刺激人
武内:これから社会に出ると、知らないことがいっぱいあるし、できなかったことがいっぱいできるし。
中川:わくわくしますね。
武内:会社の名刺もらえば、いろんな人に会えるようになるし、いろんなことができて、いろんな人が協力してくれるし。
中川:アナウンサー志望の後輩達にはどんなアドバイスを送りますか?
武内:アドバイスだったら、もちろん新聞を読んだりする事も大事だと
思いますけど、試験でどんな質問が飛んでくるかは分からないので、
それこそ色んな物を見たりだとか、旅行に行ったりだとかは
大事だと思いますよ。やっぱりテレビで働きたいなら、
テレビを良く見る事は大切だと思います。
「今どういう番組が流行っていて」とか、「どういう芸人さんが
一番面白いのか」とか。アナウンサーになりたいなら、
各局のアナウンサーを見て、「自分はどの人が一番好きか」とか、
「各局で傾向が違うな」とか、「アナウンサーの役割が違うな」とか、
「仕事の負担が全然違うな」とか。
今回のオリンピックの放送を見ていても、タレントさんを使っている
局もあれば、フジテレビさんみたいにタレントさんを基本的に
使わずにアナウンサーをメインで使っていたりだとか。
それは、色んな局の事情もあるし、アナウンサーに求めているモノも
違うと思うので。やっぱりアナウンサーになりたければ、
アナウンサーの仕事を見る事だと思います、凄く勉強になるし。
私は本当にこの仕事は凄くいい仕事だと思います、
会えない人に会えたりだとか、なかなか行けない所に行かせて
頂いたりだとか。
ネガティブな方に捉えると、プライベートでも気を使ったりだとか、
「人目を気にしなきゃいけなくて大変ですね」って言われたり、
「朝が早くて大変な仕事ですね」とか確かに言われたりしますけど、
それに対して余りある楽しさがある仕事だと思います。
中川:いい話ですね。
武内:確かに「今日は体調が優れないな」とか、「化粧のノリが悪いな」とか、
そういう小さな気持ちの起伏はありますけど(笑)
時にはプレッシャーもありますし、オリンピックに行かせて
もらえるのも会社で何人かしかパスが発行されないんですよ。
アナウンサーも実況を含めてアナウンス部から3~4人しか
行かれない中で、例えば今ここで具合が悪くなっても、50人以上の
アナウンサーがいるからいいんですけど、オリンピックという
舞台では穴を開けられないっていうプレッシャーとか・・・
小さいことですけどね。
でも、本当にいい仕事だっていうのは凄く思います。
それは、自分自身が凄く幸せだって言う事で、
色んな事で運があって、この仕事に就けた事も運だし、
そういう事を考えると、「なんて恵まれてるんだろう」って思って、
凄く楽しくなりますね。