テレビ朝日・武内絵美アナ×慶應義塾大学3年・中川諒~WonderNotes Inspire~刺激人
中川:身の回りで刺激を受ける人っていますか?明石家さんまさんじゃないけど、インスパイアされた人とか。
武内:私がアナウンサーになろうと思ったキッカケになった当時の彼は、自分の知らない事を沢山知っていたので、自分も背伸びをしようと思ったし、凄く刺激を受けましたよね。会社の話とかを聞いても、分からない事だらけだったし。
中川:尊敬している人はいますか?
武内:尊敬……、あ!いました!刺激を受ける人。
中川:是非聞かせて下さい。
武内:私の隣の席に座っている、スポーツ局でディレクターとかをしている「サカイヒデユキ」という同期がいるんですけど、彼は早稲田大学の競走部で箱根駅伝にも出ているんですけど、同期入社で彼はずっとスポーツにいて、『報道ステーション』でも一緒に仕事をしていて。彼はVTRを作ることもまれにありますが、普段は色んな人のVTRをチェックしたりアドバイスしたりする立場の人間なんですけど。彼が唯一番組の中で私を真剣に怒ってくれるっていうか、叱ってくれる存在というか。
やっぱりみんな自分の仕事に一生懸命で、特に生放送でミスがあってはいけないので。だから私がスタジオでポロっと言ってしまった事とかに、そんなに反応は無いんですよ。放送が終わっても。勿論ミスがあったら「あそこは違っていた!」って大事になると思うんですけど、彼は「何で、あそこで、あんな事言ったの?」とか、言うんですよ、普通に。
とにかく視野が広くてスポーツコーナーの隅から隅までチェックしていて。とにかくストイックに、一つの事をやり遂げるって決めたら寝ずにやる人で、今回のオリンピックは一緒にならなかったんですけど、その前のオリンピックは一緒で、誰よりも睡眠時間を削って翌日の準備だったり、東京と連絡を取りあったりして。まあ、仕事は実際に違うので、何とも言えないんですけど、やっぱりあれだけ仕事が好きでのめり込めて、自分の意見を、先輩であってもしっかりぶつけられる。
それは自分の知識だったり準備だったりに、ちゃんと怠らずにやっているからこそ、人に意見出来たりすることだとは思いますけど。う~ん、隣の席にいてとても刺激を受けますね。時々恐いくらいに集中していて、「今話かけちゃまずいな」とか思う事もあるんですけど、唯一自分を親以外で本気で怒ってくる人ですね。
中川:それって凄い貴重な人ですよね。
武内:やっている事は違っても、刺激は受けますよね、同期として。
中川:最後にお聞きしたいのですが、武内さんの考える最も好きな美しい日本語を教えて頂けますか?
武内:(※かなり考えて)イメージでいいですか?
中川:はい!
武内:「艶」って字があるじゃないです、「あでやか」とかの。「あでやか」って凄いキレイな言葉だと思うし、あとは「つや」とか。私は女性としてそうありたいって思いもあると思うんですけど、凄く響きも、文字としての見た目の美しさもいいなぁって思います。やっぱり男性アナウンサーには男性アナウンサーの役割があるし、女性アナウンサーには女性アナウンサーの役割があると思うので。時には、その垣根を越えて仕事する事も大事だとは思うんですけど。私は今度の4月で12年目なんですけど、艶やかでありたいなぁと思いますね。
中川:最後に凄くいい締めで(笑)
武内:上手く締まりましたかね(笑)
取材後、残りわずかな時間の中で、"学生カメラマン"中川君が武内アナを撮影。
その中から選んだベストショットがこれ!
中川君の作品はこちらで見られます!
http://ryonakagawa.com/