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縄田正樹編集長 × 浅野紗紀 ~WonderNotes Inspire~刺激人

前編

後編

浅野:このコンテンツは「刺激人」というタイトルで毎回、みなさんに今までで最も刺激を受けた人を聞いているんですが、縄田さんはこれまでにどんな方にどんな刺激を受けましたか?

縄田:やっぱり学生の時の友達ですかね。学生時代の友達で出版の世界に入った人間が何人かいて、全然違う会社なんですけど、学生時代に濃密な時間を過ごした彼らが同じ業界にいて、話を聞くのは刺激になりますよね。若い頃なんかは、それなりに野望というか、やりたいことを話したことが、なんとなくですけど今もやっぱり自分の中で影響を与えたり、もらったりしているのかなって思いますけど。そういった意味では友達って言うのは大きな存在ですよね。

浅野:ライバルという感じですか?

縄田:ライバルというより、無意識に刺激をもらっているというか。酒の席で馬鹿話をしていることが、実はすごく重要なことだったなって思ったりしますね。学生時代から社会人になりたての頃かな?「こんなことがやりたい!」とか話したことが自分にとっては意味があったんですよね。友達の話に対して「なるほどな!」って思ったりするのって、やっぱり先輩とか、それこそ漫画家さんとかと話しているのとは、ちょっと違うと思っていて、友達の話す言葉ってやっぱり“素”の言葉なんですよね。

例えば自分の担当している漫画が「つまんないよ!」って言われたら、それはつまんないんだろうし、逆に「面白いよね!」っていうのは、素直に面白いんだろうし。そういう意味では、同級生の意見は貴重な意見ですよね。

浅野:ちょっと話は変わってしまうんですが、子供の頃好きだった漫画って何だったんですか?

縄田:私は、ちばあきおさんが大好きでしたね。『キャプテン』とか『プレイボール』とか。子供の頃、最初に欲しいと思った単行本が『プレイボール』だったので、すごく好きですし影響も受けていると思いますね。

浅野:最後の質問です。仕事面でもプライベートの面でも良いのですが、これから挑戦してみたいことは何ですか?

縄田:私が編集長になって約2年なんですが、自分の任期のある間に『サンデー』をできるだけ伸ばして、『ジャンプ』、『マガジン』を超えたいですね。『サンデー』を少年誌のナンバーワン雑誌にしたいですよね。非常に難しいことだと思っているんですけども、挑戦したいですね。だからぜひ読んで下さいね(笑)。

浅野:はい、もちろんです!!今日はありがとうございました!!