三浦敏宏副編集長 × 足立悠馬 ~WonderNotes Inspire~刺激人
明治大学文学部3年
趣味:近場のひとり旅
将来の夢:アナウンサー、マスコミ関係
『週刊少年マガジン』副編集長
1970年生まれ
1995年明治大学法学部卒業
1995年講談社入社
≪『週刊少年マガジン』で携わった主な作品≫
『魁!!クロマティ高校』、『スクールランブル』、『花形』、『さよなら絶望先生』、『A-BOUT!』、『だぶるじぇい』など。
荻野:明治大学文学部3年の荻野と申します。本日はよろしくお願いいたします。
三浦:はい、よろしくお願いします。僕も明治大学です。
荻野:えっ!そうなんですか?何学部ですか?
三浦:法学部です。5年通いました(笑)。
荻野:そうなんですか(笑)。
三浦:まぁ、進めてください(笑)。
荻野:はい、まずは三浦さんの経歴についてお伺いします。漫画の編集者になろうと思ったきっかけを教えてください。
三浦:会社に入って、配属されたのでそのまま漫画担当になったんですけどね。でも、面接の時に一応、志望部署を書くんですけど、その時の志望は漫画でした。漫画だったら何聞かれても答えられるなぁというくらい漫画は読んでいたので。それでそのまま漫画の配属になりました。
荻野:そこから副編集長になるまでの道のりはどのような道のりだったんですか?
三浦:えっと、ウチは、歳が来れば副編集長にはなれるんで(笑)。
荻野:そうなんですか?挫折とかはありませんでしたか?
三浦:挫折しても副編集長にはなれます(笑)。むしろなれなかったらどうしようって思うくらい。
荻野:『週刊少年マガジン』の編集一筋なんですか?
三浦:最初は『ミスターマガジン』っていう青年雑誌をやりました。そこに5年いたんですけど、休刊になっちゃって。その後ですね、『少年マガジン』に配属されたのは。それから10年くらいやっていますね。
荻野:大学時代、編集者以外に何か目指していたことはありましたか?
三浦:基本的に出版のみでしたが、おもしろそうだなって思って、ひとつだけテレビ局も受けましたね。なぜか結構、いいとこまで行きました。
荻野:テレビ局ですか?すごいですね!
三浦:とりあえず、志望は全部プロレス番組って言ってましたが、ふざけていたんだと思います。何を言われてもプロレスの話にもっていって。最終面接の手前だったかな、バカだと思われちゃ嫌だから、「志望は?」って聞かれて、「報道です!」って答えたら落ちちゃった(笑)。
荻野:プロレスを通しておけば、もしかしたら(笑)。
三浦:うーん、どうですかね(笑)。よく考えたらプロレス番組別にやりたくないですし。
荻野:漫画の編集部ではどんな仕事が行われているんですか?
三浦:大雑把に言うと、打ち合わせと、雑誌を作るための編集作業、入稿作業ですね。
荻野:特に副編集長として何かなさっていることはあるんですか?
三浦:ないですねぇ、まぁ後輩たちが頑張ってくれているんでね。
荻野:何か後輩に教える時に気を付けることはあるんですか?
三浦:なるべく教えない様にしてますね。それは、気を付けています(笑)。「作家さんに挨拶はちゃんとしろ」くらいは言いますけど、他は特に。
荻野:なるほど。『週刊少年マガジン』の編集部は、他の雑誌と比べて雰囲気の違いとかありますか?
三浦:なんですかねぇ、昔ちょっと鼻持ちならない雰囲気はありましたけどね(笑)。(雑誌が)たくさん売れてる時は。今はいいムードだと思います。まあ売れない部署から来たんでやっかんでいただけかもしれませんが(笑)。
荻野:逆に良くなったんですか?
三浦:うん、「出しゃ売れんだろ!」っていう雰囲気が無くなって、個人的にはそう思う(笑)。僕は他の所から移籍して『週刊少年マガジン』に来たから、まあ、ひがんでいただけですが。一生懸命頑張っていていいと思いますね。
荻野:すごく働きやすいですか?
三浦:そうですね、若い人たちも一生懸命だからすごく働きやすいです。